医学部再受験

卒後医学部再受験を決意 二十代男性 志望校 国立大学医学部

インプットとアウトプット

勉強やスポーツなどどの分野においても重要だが、スキルを向上させたり、能力を高めるためには、当然のことだが練習が必要不可欠である。しかし、そこそこの結果を残すためにはそこそこの練習でよいかもしれないが、結果をだしたり、なにかを極めるためにはただ単に努力すればよいわけではない。医学部受験は近年の傾向から、競争が激化しており、やはり弁護士や会計士と並んで難関試験の1つであると考えてもよいだろう。医学部受験においては、70~100程度の定員という枠に対して500人、600人という非常に多くの受験者が殺到する。常日頃から過去問研究などを行っていると、息が切れそうな思い、無理かもしれないという思いに駆られることが多々ある。しかし、それでも、結局は合格最低点を超えればよいのであり、人数はそれほど関係ないと言い聞かしながら、来るべき試験に備えて勉強をしているのが現状である。

このような難関を突破するためには、勉強において多くの高い能力を身に着けることが必要であると考える。①常日頃から本番を意識した勉強を行うこと②ケアレスミスをなくすこと③ケアレスミスと関連するが迅速かつ正確さを追求すること④本質を理解すること⑤他者に対して、簡潔で分かりやすい説明を心掛けること⑤その他の能力(分析能力、判断力、プレッシャーに打ち勝つ能力、決断力、論理力、情報の取捨選択能力、類推能力、パターン把握能力、読解力、暗記力、コミュニケーション能力、しっかりとした倫理観など)などが医学部受験において高いレベルで要求されていると感じた。これらの能力は医師になったとしてもおそらく必要であり、これらの能力を身に着けているのかを医学部受験では試したいのではないかという気がしてきた。なので、これらの能力を身に着けられるように意識しながら勉強を行っていこうと考える。

しかし、だからと言ってあまりにも漠然としているので、もう少し自分なりに具体的に考えて実践していこうと思う。まずは、インプットとアウトプットを意識した勉強を行いたい。例えば、化学や物理などは、教科書からなんとなく知識として覚えるのではなく、それを自分なりに文章化してアウトプットを行う。(今後、自分なりに理科の現象について文章化していこうと思う)または、他者に実際に説明するなど声に出してみる。他にも、身の回りの生活における現象について結び付けて考えてみたりすることができる。最終目標は、すべてのことを聞かれたらすぐに答えられるレベルまでもっていくことである。医学部受験では、少しも疑問も残して本番に臨むのは良くない。しかし、すべて完璧にするのは不可能なので、自分の勉強している問題集の9割以上をすらすら解けるレベルに持っていきたい。

さらに、勉強を楽しむ工夫が必要だと思う。楽しむこと自体が記憶を強化するという研究があるので有効であろう。ただ、勉強は参考書から暗記して、問題演習をひたすら行うと単調な作業になりやすく、また飽きやすい。なので、それ以外の作業(ブログを通して、学んだことを発信してみたり、youtubeでリスニングとしてabcニュースを聞いてみたり、社会であれば新聞やテレビから情報を取り入れたりできる)を取り入れることも一考であるのかもしれない。