医学部再受験

卒後医学部再受験を決意 二十代男性 志望校 国立大学医学部

ひとはミスをする生き物

こんにちは。今日は、人はミスをするという前提のもとで自分の考えを述べていきたいと思います。

日々勉強をしていて感じるのですが、特に数学、物理、化学などの特に理系科目においてはケアレスミスはつきものであることを痛感しております。どんなに注意していても、時折数値計算の間違い(符号の間違い、通分のミス、書き間違い、写し間違い、不等号の向きの間違い、有効数字の計算間違いなど)は生じてしまいます。ミスを減らさなければ、当然医学部受験合格に遠のきますので、何としてでもミスを最小限にしたい次第であります。よく考えてみると、どうもこれはミスをしないという根性論では話は終わらないと思います。その時折の様々な因子(集中力、環境、不安、視力など)などの様々なものが関連していると思いますし、人それぞれミスのパターン性というのも違うのだと思います。

そういえば、学校で学んだことで人のミスに関連することといえば、ハインリッヒの法則が想起されます。つまり、一つの重大な事故の背景には、軽微な事故が29個、ヒヤッとするような事故が300個生じるという法則であります。つまり、必ずどんな分野(製造、設計、医療行為など)であろうが、人は必ずミスを生じるということです。そう考えると、医師という職業はミスが許されないという人々の考えやイメージというのはどうしてもその人間の持つ特性というものを無視したものであるように感じます。さらに、医療というのは他の分野に比べて非常に不確定要素の多い分野でもあります。学校の実習ではどんなに、教科書的なことを学んで、それを実践しようとしても、患者さんの身体・精神状況というのは人それぞれであり、うまくいかないことが多々ありました。以上を考えると、医療において完全なミスを除いて、グレーゾーンである場合が多く、なにがミスでそうでないのかはっきりしないのかが分からないことがたくさん生じてくるように考えます。

人はミスをする生き物であることは間違いないのですが、だからといってミスは放置してよいものではないと思います。ミスは0にはできなくとも、最小限にすることは可能であると思います。医療でも、患者の取違い問題、点滴量・点滴剤の間違い、転落事故などの重大ミスもしくはヒヤリハットは過去だけでなく、この現在においてもどこかの病院で生じているのかもしれません。そのようなミスを防ぐために、様々な工夫を組織全体で取り組んでいく必要があります。

今回は医療におけるミスを考えましたが、今勉強していることにおいてもミスは0にできなくても、減らす工夫は可能であるように思います。今まで、勉強をしてきて振り返ってみても、ミスをするパターンというのは比較的決まっていました。なので、常日頃の勉強の姿勢では、どのミスが自分はおかしやすいのか、どうしてミスが生じたのか(原因)、どうすればミスが減らすことができるのかという考えを維持していきたいと考えています。それに、理系科目は解法のパターン性というものが決まっていますので、あらかじめ計算問題においてもミスが少ない方法を見つける基準を設定しておき、その基準にそって正確に計算することを意識すれば計算ミスは減らせるのではないのかなと思います。今後、ケアレスミスの考察を具体的に載せてみたいと考えています。